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映画レビュー4本|『国宝』『鬼滅の刃』『バッド・ジーニアス』など心に残った作品をまとめて紹介

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こんにちは、
藤本モウフです。

最近観た映画の感想を、4本まとめて書いてみました。

『国宝』『我来たり、我見たり、我勝利せり』『鬼滅の刃』『バッド・ジーニアス』、ジャンルはバラバラですが、それぞれ強く印象に残った作品ばかりです。

 

 

 

 

『国宝』|芸に取り憑かれた人間の“業”に圧倒された

ロングヒット間違いなし、すでに話題沸騰中の映画「国宝」。

内容もレビューも調べず、前情報ほぼゼロの状態で観てきました。

すべてを犠牲にしてでも芸(歌舞伎)の高みを目指すという、人間の凄まじい業。

体もいうことをきかないのに死ぬ間際まで芸のことを考え、さらに上り詰めようとする。

もう芸に取り憑かれているとしか思えない。

劇中にも出てきたけど、まさに悪魔との取引き。

生きることそのものが芸であり、芸をやめる=死、ということなんだろう。

あの世界では、命がけの覚悟が当たり前。

こんな生温い世界にいても不平不満ばかりの私だったら...きっと狂ってしまう。

 

万菊(田中泯)が喜久雄(吉沢亮)に言った「そのきれいな顔にのまれるよ」というセリフが印象的でした。

これは喜久雄だけでなく、吉沢亮さん本人にも投げかけられているように感じたのは私だけではないのかも。

実際、彼はこの役のために1年半も歌舞伎を学んだそうで、あの演技に魂を感じました。

吉沢亮さんの演技を初めてちゃんと観た私は、「こんなに素晴らしい役者だったんだ」と今さらながら思う。

 

原作が吉田修一さんだと少し前に知りました。

吉田修一×李相日監督コンビの作品も何作目になるんでしょう。

30代の頃、吉田修一作品をむさぼり読んだ時期がありました。

一作品が上下巻とボリュームがあるものも多いのですが、それでもあっという間に読んでしまうほど。

人の複雑な心の動きや葛藤が鋭く繊細に描かれています。

私は年々、暴力 (とくに児童に対するものや性暴力)などの生々しい表現がめっきりダメになり、今では吉田作品を読む勇気がありません。

まだ平気だった頃は、「怒り(上・下)」の犯人の心理がわからず、3回ほど読みました。

結局理解できず。

映画にいたっては役者陣が演技が素晴らしすぎて、「観なければよかった…」と思うほどしこりが残り、しばらく心が重たくなりました。

我来たり、我見たり、我勝利せり|刺さる人には刺さる胸くそ映画

起業家として成功し、幸福な人生を歩む億万長者のアモン。

まるでハイキングに行くように、楽しみながら行う猟奇的殺人。

終盤の展開には思わず息を呑みました。

いやぁ、ひさしぶりの胸くそ映画でした。

後味の悪さも含めて、刺さる人には強く刺さる映画。

先に出た「怒り」の犯人の気持ちもそうだけど、自分がひとつも理解できないものって単純におそろしいですね。

 

いろんな作品で描かれる、”巨万の富を得た者たちの悪趣味な遊び”っていうのは実際にあるのだろう。

すべて手に入れたあとの欲望こそが人間の本能?

こう考えると、「何の不満もない状態って実は恐ろしいことなのでは?」と感じてしまいます。

 

 

 

鬼滅の刃・無限城編|映画館で観て堪能して欲しい

圧巻の一作!!

なんなんだ、あの奥行きのある美しい映像は!

また、どのアニメや映画でもそうなのですが、私はバトルシーンにさほど興味がない。

いつも(早く終われ...)と思いながら観ているのですが、今回は見入ってしまいました。

そんな私のような“バトルに興味ない勢”でも惹き込まれるほど、映像が圧倒的でした。

(「それなら鬼滅観るなよ」って声が聞こえてきそうですが、そこはご容赦ください)

 

これはぜひ映画館で観てほしい。

私は漫画本は読んでいないので、先入観なしで楽しめました。

もう1回くらい観たいくらいです。

 

個人的な見どころは、童磨の鳥肌が立つほどの狂気と色気。

あまりにも声が魅力的だったので調べたら......くそぅ、また宮野真守か...

私が気になって調べると、だいたい宮野真守さんです。

宮野真守さん本人は明るくてサービス精神旺盛、いわば”やかましい”キャラ。

それがどうでしょう、演じるときの声はかなり、エロい。

この方はいったい何パターンの声色を出せるのか。

声優さんって本当にすごいですね。

『バッド・ジーニアス』|勧善懲悪では済まされない格差の現実

主人公は天才少女のリン。

成績は抜群、奨学金も受けてエリート高校に入学するけど、家庭は貧しく、お金持ちの子たちとの格差を感じながら学校生活を送っています。

ある日、友人のためにカンニングの手助けをしたことをきっかけに、「カンニング代行ビジネス」がスタートします。

カンニングはどんどんエスカレートし、国際試験まで展開。

格差・友情・裏切りとテンポが良く、手に汗握る緊張感もあり、見応え十分です。

カンニングの手口も多彩で、なるほどな〜と感心してしまいました。

 

「チャンスは誰にでもある」と言うけれど、実際はスタートラインから大きく差があります。

それがすべてとは言わないけれど、無視できない前提条件。

賢さも機会も、お金で買える人たちがいるのが現実。

勧善懲悪では済まされない世界でどう生きるか。

考えさせられながらも、見終わったあとの余韻が心地よい作品でした。

まとめ|それぞれ違う魅力に出会えた4作品

 

『国宝』

芸にすべてを捧げる人間の狂気と美しさ。

すべての役者さんが素晴らしかったが、吉沢亮の魂の演技に圧倒される。

 

『我来たり、我見たり、我勝利せり』

何の不満もない人間ほど、何をしでかすかわからない。
心をざわつかせる、後味悪系スリラー。

 

『鬼滅の刃・無限城編』

映像美もさることながら、老若男女楽しめる作品。

映画館での体感必須。

 

『バッド・ジーニアス』

格差社会のリアル、天才高校生が最後に選択する道は。

考えさせられる現実社会の縮図。

 

それぞれ全く異なるジャンルですが、どれも「観てよかった」と思える作品でした。
また心を揺さぶる映画に出会えたら、ここに綴っていきたいと思います。

 

◎過去に観た映画など◎

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また次回!

 

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