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いくえみ綾原画展・感想レポ|札幌で出会った“あの頃”の記憶

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こんにちは、
藤本モウフです。

12月20日からサッポロファクトリーで開催している「いくえみ綾原画展」に行ってきました。

いくえみ綾原画展

 

今月初めにインスタ広告で知り、

「あー! そういえばいくえみ綾って札幌の人だった!」

と、即前売りチケットを購入。

なんと、初日にはいくえみ先生のトークショーもあるというではないか。

しかし残念ながら、こちらは売り切れ。

 

知らない人のために少しだけ紹介すると、いくえみ綾さんは現在も活躍している札幌在住の女性漫画家です。

ファン層はおそらく30代〜50代の女性。

私も中学高校のときは漫画本も買いそろえるくらい大好きで、まわりにもいくえみファンは多かったです。

万人受けするタイプの漫画家というより、好きな人にはめちゃくちゃ刺さるけど、「うーん、あんまり...」という人もまあまあいて、好き嫌いわかれるイメージ。

人の弱さやずるさなどの心理描写が本当にうまく、綺麗事だけじゃない世界を描きます。

ゆえに華やかな恋愛一色ではなく、読後に少し考えさせられる作品も多い。

私のような内にこもって考え込むタイプは、きっと好きだと思います。

 

会場入口には、いくえみ先生の生サイン。

 

わあ〜。

ここで...いくえみ先生が...サインを......

顔がくっつきそうなくらい、超至近距離でサインを見つめるやばいファン。

この絵は『おやすみカラス、また来てね。』という、すすきののバーを舞台にしている漫画だそうです。

私は30代以降、いくえみ作品にほとんど触れていないので知りませんでした。

今は女性誌や青年誌で連載しているとのこと。

これは読むしかない。

 

年代ごとの作品。

『彼の手も声も』『ベイビーブルー』『みつめていたい』『I LOVE HER』『子供の庭』『愛があればいーのだ』『君の歌がある』『バラ色の明日』。

全部持ってた。

1990年代はド真ん中の時期。

 

中学生になって『別冊マーガレット』を読み始め、いくえみ作品に触れたわけですが、初めて読んだのは『マイボーイバックホーム』という読み切り作品。

転校してきた高校生の男の子(池田)を巡る物語。

池田は彼女との間に子供ができてしまい、大人たちに別れさせられて転校、というなんとも衝撃的な内容。

他にも池田が主人公の女子のフォークを意味ありげに舐めたり、ちょっとした1コマでコンドームが出てきたり。

いくえみ漫画は色気があって、ちょっと重くて、淡々としている。

当時は「いけないものを見てしまった」としばらくモヤモヤ。

今思うと、あれは大人に対する嫌悪感だな。

(中学生から見ると高校生はとても大人)

13歳の私にとって、いくえみ漫画は早すぎました。

 

話を戻して、原稿の原画展示は100点以上!(撮影禁止ゾーン)

学生時代に夢中になった作品の原画をこの目で拝めるとは。

「あ、このシーン。このシーンも!」と、なんでもないコマまで不思議なくらいはっきり覚えている。

そのくらい繰り返し真剣に読んでいたんだな。

まじで泣きそうになりました。

 

また「こんなに札幌の風景が描かれていたのか」と、原画を見て初めて気づく。

時を経て、答え合わせをしているような気分。

「おい、冴えない顔してる10代の私よ。今読んでるそのシーンは札幌の街で、あなたは30年後、なんとそこに住んでいます。そしてけっこう幸せに暮らしてます」

と伝えてあげたい。

 

パネル。

いくえみ先生が描く男子のかっこよさ。

 

この絵のメイキング映像もすごかったです。

ニットの細かい模様も全部筆で手描き。

私の水彩画好きは、いくえみ先生の影響も絶対にあると思う。

 

展示会の物販コーナーで物を買うことなんてほぼないのですが、青春時代の気持ちが乗っかると話は別。

買っちゃうよね〜。

ポストカードと本。

 

とても見応えがあり、いろんなことを思い出した「いくえみ綾原画展」でした。

北海道の方にはもちろん行ってほしいし、道外の方も展示会目当てで北海道旅行するのもありだと思います!

今度はいつ開催されるかわかりませんから。

ちなみに今回が初だそうです。

 

思春期をいくえみ綾さんの漫画とともに過ごした皆さま、あの頃のいろんな感情を味わうためにも、ぜひ。

 

チケットはこちらからも購入できます!

いくえみ綾原画展

期間は2026年1月18日(日)まで。

(※年末年始12月31日、1月1日はお休みです)

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また次回!

 

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