こんにちは、藤本モウフです。
お一人様喫茶店を開拓しています。
普通の喫茶店と違い、人の声が聞こえるのは入店・退店の挨拶、注文のやりとり、会計時くらい。
それらも控えめに行われます。
かといって閉ざされているわけではなく、店と客の間にちょうどいい距離感があり、誰でもウェルカムな空気が妙に落ち着きます。
ゆったりめの音楽とコーヒーを淹れる音や食器の音などの環境音が耳に心地いいです。
さて、「カルメル堂」に行ってきました。
昭和というか大正ロマン風のレトロで上品な雰囲気の喫茶店です。
窓際席。
このライトもアンティークっぽいですね。
店の雰囲気にぴったり。
こちらが壁側の席。
映画のセットかと思うような非日常感漂う一角。
文庫本を模したメニュー表がおもしろい。
いつ行っても席はだいたい8割〜10割埋まっていて、待ち客が数名いることも。
私は平日の日中しか行ったことがないのにこんな様子。
人気店なんだなぁ。
店内は薄暗く、自分の世界に没頭できます。
みなさん静かに各々の時間を過ごされています。
客層は老若男女さまざまで幅広い。
女性客がほとんどなのですが、20代くらいの男性客がいつもちらほらいるのは意外でした。
こんなにも多くの人がひとり時間を求めているのか、と思うと同志がいて嬉しい気持ちになります。
今は四六時中ひとりで過ごしている私がおひとり様専用喫茶店に行くのは、ひとり時間を求めている人たちと時間を共有したい、という気持ちもあるかもしれません。
そこにいる人たちと会話するわけでもないし、顔を見ることもありませんが、やることは違えど、ともに時間を過ごしている気分になります。
それに私は家で読書に集中できないので、こういう場所は本当にありがたい。
なんと江戸川乱歩全集が!
友人に影響されてアングラの世界を覗きたくなった20代の頃、めちゃくちゃ読んでいました。
店の雰囲気と江戸川乱歩が合いすぎる。
チリコンカンのトースト、中煎りコーヒー。
ここのコーヒーの味も超好みです。
コーヒーだけ頼んでキリのいいところまで本を読み、ささっと帰ることもあります。
美味しいものを食べると「これ、家で作れるかな?」と考えるのがクセになっています。
食パン、大豆、チーズ、トマト缶はあるけどスパイスはないな。
エスビーの赤缶でもいいかな?
ローズマリーとかパセリとか…生ハーブは少量でも高いし、乾燥ハーブを買っても使い切れたためしがない。
うーん、やっぱりこういうのは家で作るより、店で食べるのに限るね。
と、結局ここに落ち着いて作りません。
まずチリコンカンなんて作ったことないし、調べたらものすごく手間のかかる料理でした。
店主さん、スタッフさんが穏やか〜な雰囲気なので近くを通るとついつい行きたくなってしまいます。
味や店の雰囲気が気に入って通い出すのはもちろんのこと、お店の人に会いたくて行っている部分も少ならからずあります。
テイクアウトしたハロウィンクッキーがかわい〜。
シナモン、かぼちゃ、ココアの3種類。
帰って開けてみたら、猫クッキーの頭がとれて生首クッキーになっていました(笑)
ホラー感が増して、それもまたハロウィンっぽいね。
シンプルで素朴な味のクッキー、好き。
紅茶といっしょにいただきました。
紅茶全然詳しくないけど、これがおいしくて飲んでます。
アールグレイが好きです。
なかなか1人の時間を作れない方はお一人様専用喫茶に行ってみてはいかがでしょうか?
誰にも邪魔されない、1〜2時間の自分だけの時間。
丁寧に淹れてもらった飲み物を飲みながら、自分の気持ちや考えていることを見つめ直すと心の整理ができることもあります。
休息時間におすすめです。
【喫茶カルメル堂】
営業時間 火曜〜土曜 12:00〜20:00
日曜 12:00〜19:00
定休日 月曜
大通駅1番出口から徒歩3分
支払いは現金のみ。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また次回。