こんにちは、藤本モウフです。
昨年父が亡くなり、相続の手続きを税理士さんにお願いしていました。
我が家の資産は、持ち家と土地と預金だけだったのですが、父が経営していた会社の株譲渡金の絡みもあり、少し手間がかかりました。
資産の半分は母親へ、残りの半分は子どもたちで均等に分け、揉め事もなく平和に終了。
相続の手続きは初めてだったのでいろいろ勉強になりました。
私のブログを読んでくれている方は、年齢的にもそろそろ相続のことが気になっている方も多いと思います。
覚えているうちに必要書類などを簡単に紹介します。
書類が不備なくそろえることができて、被相続人(亡くなった方)が変なお金の使い方をしていなければ(笑)スムーズに終わります。
相続税が発生する人は実は少数
相続税には基礎控除があります。
例えばうちの場合。
母、私含めた兄弟3人、法定相続人は合計4人。
計算すると、5400万円まで相続税はかかりません。
資産が5400万円以内だったら申告もしなくてOKです。
ただし、不動産や非上場株式がある場合は計算が複雑になりますので、税理士などの専門家に相談しましょう。
また、配偶者の場合は1億6千万まで、または相続資産の半分まで相続税がかかりません。
うちの場合も、母だけは相続税ゼロでした。
それだったら配偶者に全部相続すれば税金がかからないのでは?
ということになりがちですが、今度は母親が亡くなったとき、子どもたちに大きな相続税がかかってきます。
子どもたちには配偶者のような優遇制度はありません。
何事も順番が来ますので、今のうちにわけておいたほうがいいです。
必要書類がけっこうある
被相続人の必要書類
②改正原戸籍
③住民票の除票、または戸籍の附票
な、なんのこっちゃ???
聞き慣れない言葉ばかりですが大丈夫です。
役所に行けば全部用意することができます。
相続人全員分の書類
②戸籍謄本
③戸籍の附票
④印鑑証明書
⑤マイナンバーカードコピー
2通必要な書類もあるので、これらをそろえるだけで結構な金額になります。
マイナンバーカードを持っている人はコンビニ交付がお得です。
役所の窓口で発行してもらうよりだいぶ安く済みます。
地域によって違いますが、うちの自治体ではコンビニ交付のキャンペーン期間中で、住民票や印鑑証明書などを1通100円で交付することができました。(役所窓口では300円かかります。)
申告書作成に必要な書類
これはそろえるのが大変でした。
捨てないできちんと保管しておいたほうがあとあと楽です。
②被相続人の準確定申告書控え(1月1日〜死亡日までの確定申告)
③被相続人の死亡日現在の預貯金残高証明書(あとで銀行で発行してもらう)
④被相続人の預金通帳 過去5年分(なければ銀行で明細を発行してもらう)
⑤有価証券の取引残高報告書
⑥死亡保険金の支払明細書、保険証券(長期火災保険等)
⑦固定資産税、住民税、事業税の納付書
⑧土地、建物の固定資産評価証明書(役所で発行)
⑨葬式費用に係る領収書(香典返し、墓石や墓地買い入れ費用、初七日、法事などにかかった費用除く)
相続の申告手続きの期限は亡くなってから10ヶ月以内です。
うちはギリギリに申告したので、その間に書類をどこに保管したのかわからなくなってしまいました。
再発行したり、役所に確認しに行ったり。
まあいろいろ大変でした。
葬儀費用の領収書が申告の対象になることも知らなかったのでこれも再発行。
これはとっておいたほうがいいよ、というものは赤字にしました。
この他にも、貴金属、宝石、骨董品がある家は、購入価格の一覧も用意しなければならないそうです。
うちにはそういった類のものは一切ないのでこちらは楽でした。
最後に
私のブログを読んでくれている方は金融リテラシーが高い方が多いと思います。
その方々の親御さんなら…やっぱり資産がけっこうあるのでは?
私の父は商才があって稼ぐことが何より楽しい、という人でしたが、金融リテラシーはゼロというかマイナスに近かったです(笑)
(お父さんごめん…!)
ATMも使えなかった人なので、通帳や確定申告書は母がきちんととっておいてくれていました。
それでも書類を全部準備するのはけっこう骨が折れました。
私1人で動いていたのでちょっと賢くなった気がします。
また必要なときが来ると思うので、自分のためにもこれを残しておきます。
参考になればうれしいです。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また次回。