
こんにちは、
藤本モウフです。
知人が来年から満を持して独立し、個人事業主になることに。
売上も経費もしっかりあるので、青色申告&複式簿記&電子申告にするとのこと。
これをきちんとやれば、65万円の控除が受けられるためです。
しかしこの方、簿記も確定申告も未経験。
現在、旦那さんが商工会議所の青色申告説明会に頑張って通ってくれているそう。
なんて素敵な旦那様なんでしょう。(旦那さんも簿記未経験者)
「設備が高額だからこれは減価償却になりますね〜。銀行から借り入れとかしないんだったら、きっちり経費計上して利益調整したほうが税金抑えられますよ〜」
「げんかしょうきゃくぅ??何それ?モウフさん詳しいんだね!わかんないことだらけでどうしようって思ってたの〜」
「基本的なことなら教えられるかもです♡」
「うわー、頼もしい。これからいっぱい聞くかもー!じゃあさ、じゃあさ、化粧品も経費にしていいの?」
「だめです」
「だめなの!?え〜〜〜ん」
え〜〜〜んって。
かわいいにもほどがある...
他にも「シャンプーは?」「サプリは?」とかいろいろ聞かれました。
だから、だめだっつーの。
(生活費は経費になりません)
これはバカにしてるわけではなく、純粋に、(経理業務をやったことない人はこういう知識がゼロなんだな)と思いました。
そういえば税理士さんが「スナックのママとか、ふつうに生活費のレシート入れてくるから」って言ってた。
でも、考えてみればそうか。
普通に会社員してたら、まったく必要ない知識だもんなあ。
「もし税務署が入ったらどうしよう〜」
「大きな利益を出してるとかじゃなければ、個人のところに入るってそんなにないと思いますよ。よっぽどおかしな申告をしてないかぎり。あ、同業種に一斉に入るってことは、あるっちゃあります」
「え...利益はたかが知れてるけど。一斉に入るパターンもあるの?怖いな〜」
「もし税務調査が入ったときは調査官の世間話に乗っちゃだめですよ。そこから調査は始まってますから。ボロを出させようと笑顔で餌まいてくるんですよ、あの人たち...」
「ほんとに詳しいね?」
「あ、まあ...いろいろあって...」
もう何年も前の話ですが、社長が税務調査官の誘導尋問にひっかかり、隠してたことがバレて追徴分(本税+加算税+延滞税、すんごい金額!)をがっつり持っていかれました。
この件に関しては、社長が100%悪いんですが。
あと、これは税理士さんから聞いた話。
調査官にもクセ者がいて、ちょっと質問をしたら機嫌を損ね、3年分の調査で済むものを「5年分の書類を出せ」と言われたケースがあったそう。
さすがに今はこんな人いないか...?
この調査官はあまりに横柄なやり方で噂が広まり、税理士の間では「ハズレくじ」として有名だったそうです。
ちなみにアタリは、あまりやる気のないテキトーな調査官(笑)
この話を聞いてから税務調査が恐怖で、調査予告を受けたときにはお腹が痛くなりました。(まれに抜き打ちもある)
私は税務調査に過去2回立ち会ったことがありますが、ほんっっっとうに苦手。
悪いことしてなくても緊張します。
コロナ禍で税務調査が完全にストップしていた時期は、正直めちゃくちゃ気楽でした。
知人に「頼りになる〜」と言われて気持ちよくなってしまい、つい、「私、帳簿整理やりましょうか?」と言いそうになる。
なんとか踏みとどまった。
あぶねーーーーー!!!
知り合いの仕事を簡単に引き受けてしまうと、あとあと面倒なことになりがちです。
気を抜いたらすぐ仕事してしまいそうだな、私。
強い心を持って自由人(=無職)を貫くぞ。
とはいえ、頼られたら軽くサポートはしていくつもりです。
生き生きしている人を見ていると元気が出るな〜。
応援してます。
(※税務の解釈は状況により異なるため、迷ったら税理士さんや税務署に相談するのがおすすめです)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また次回!
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